スクール・ポリシー
1 目指す生徒像 (育成を目指す資質・能力に関する方針)
○ 自ら考えて課題を設定し、探究しながら解決しようと努力することができる人
○ 多様な価値観を尊重し、自他の命を守りながら、たくましく生きることができる人
○ 社会の一員としての自覚をもち、地域社会に貢献することができる人
2 本校における学び (教育課程の編成及び実施に関する方針)
○ 自ら計画し、課題を解決していく学びの実現
○ 規範意識を高め、多様性を認める教育の充実
○ 個々の生徒に合った丁寧な支援と進路指導の重視
○ 生徒の人間力を高める特別活動の実践
3 入学を期待する生徒像 (入学者の受入れに関する方針)
○ 何事にも挑戦しようとする向上心をもち、自分の可能性を広げたいという意欲のある人
○ 基本的生活習慣を確立し、ルールを守りながら、他者と協力して学校生活を送ることができる人
○ 学習だけでなく、部活動や生徒会活動、地域貢献活動などにも積極的に取り組みたいと考えている人
校訓
凜 -「浩然之気」ヲ養フ-
「浩然之気」は余りにも有名な「孟子」の巻三公孫丑上からとった。天地間に充満している至大至剛の気で、これが人間に宿って何者にも屈しない「道徳的勇気」となると説いている。浩然とはゆったりと止むことなく流れる水のように盛大流行のさまを言う。ここで流行とは、世に広く行われるの意である。「浩然之気」は道義に基づいて行動し、自ら省みて少しも心に恥じるところなく屈せずたゆまざる強きたけき徳、すなわち道徳的勇気を意味する。
校訓「浩然之気」は、本校生徒に学業の精進と心身の鍛錬を社会生活における現実的・手段的目標としてではなく、生涯にわたる人間の価値と可能性の追求、あわせてより豊かな内面世界形成の糧として受け止めさせ、一人一人の道徳的勇気を鼓舞し、学業の成就と自己の実現を期するものである。
内面に「道徳的勇気」が充満してはじめて外に「凜」たる形があらわれる。その意味から校訓の「凜」と「浩然之気ヲ養フ」は二にして一である。この校訓の理想の実現は実に遠大な構想であって究極的には生涯の課題と言わざるを得ない。在学3年間にそれぞれの段階の「凜」を体現すべきことが校訓の精神である。
(福尾富男 「碧玉」創刊号より)
校章
愛知県・安城市の「あ」と「南」の印象を図案化したもので、創造・発展をめざして地域とともに躍進する安城南高校の姿を表している。
「あ」はまた、五十音のはじめの字母で、「初心忘るべからず」の戒めと、「時代の先駆たれ」の励ましを意味する。
左右の2個の円は、それぞれ知育・体育を、中央の紡錘形は徳育の理想を象った。上部の横一線は「凜」の心を表すとともに、未来を画するもので、「あ」全体は日々の営みがこの線によって触発され、創造・発展に向かってたゆみなく躍進する姿を象徴している。
校歌
モザイク壁画
加藤博氏によって原画が描かれ、安城文化協会によって制作された大双璧画である。
「希望」と「躍動」をテーマに描かれ、中棟の生徒用昇降口のホールを飾っている。
作成にあたっては、近在の美術専攻の学生や地域の方々の手によってタイル張りがなされた。
縦2.8m × 横10m × 2 陶片63万5千個からなる大作である。